海外引越しの注意点

トラブルを防ぐために、こんなことに注意しましょう!

  • おもちゃであっても武器は武器です。

    おもちゃであっても武器は武器です。

    お子様の銀玉鉄砲(おもちゃ)がX線検査で見つかり、大騒ぎになったことがあります。また、模擬刀もしかりです。

    たとえ、殺傷能力がないおもちゃでも、X線検査ではシルエットが問題になりますので、紛らわしいかたちのものは武器と誤解されます。後でおもちゃだとわかったとしても、それまでに再検査、開封検査などが行われ、要らぬ時間と費用がかかる可能性がありますので、注意が必要です。

    海外引越しには通関という国内引越しには無い仕組みがあることを忘れないで下さいね。

  • 海外引越しでは、荷送人が受取人です。

    海外引越しでは、荷送人が受取人です。

    海外引越しはあくまでもそのご本人様が海外へ行かれることが前提となります。

    日本から海外のどなたかに物を送るのは、一般貨物となり、関税が掛かる場合があります。また、国によっては通関方法が違うため、思いのほか時間が掛かる場合もあります。

    更に、受取人様が高額な関税を支払わなければならないケースも発生します。ご相談いただく際に、しっかりご確認ください。

  • 海外引越しでは、航空便は重量。船便は容積によって料金がきまります。

    海外引越しでは、航空便は重量。船便は容積によって料金がきまります。

    国内引越しとの違いの箇所でも触れましたが、少しご家財が増えるだけで、料金も大幅に変わることがございます。

    また、航空便は実重量の他に、容積重量という単位もありますのでご注意ください。詳しくはお問い合わせください。

  • 海外引越しは相手国との輸出入業務です。

    海外引越しは相手国との輸出入業務です。

    「引越し」といえば荷物の梱包と開梱が主な作業に思われがちで、割と気楽にとらえがちですが、海外引越しは相手国政府との輸出入業務です。

    私たちの判断や常識とは異なる想定外の見解による対応がたまにございます。

    送り先のお国の事情として、ご理解を賜ることもあるかと思いますが、「NOと言わない」当社でもどうにもならないこともまれにあります。

    その節はご了承いただけますようお願いいたします。

  • 動植物は自由に運べません。

    動植物は自由に運べません。

    国内引越しの場合、ペットの犬、猫、小鳥は言うまでもなく、植木や植木鉢の土もそのままの状態で運べます。ところが海外引越しになると、「ペットを運ぶ」ではなく動物検疫となり、植物も検疫という大きな壁が立ちはだかります。

    ペットはそれぞれの国の規定に従って、狂犬病の予防注射証明や健康証明、国によっては輸入許可証が必要となり、無事に入国しても一定期間係留される場合があります。

    植木や土は持ち込めませんが、加工されていない木や、松ぼっくりなども検疫の対象となります。ドライフラワーも要注意です。まずはノウハウと実績が豊富な当社にご相談ください。

  • 地球儀が没収されました。

    地球儀が没収されました。

    皆様ご存知の通り、中華人民共和国(中国)は中華民国(台湾)の存在を認めておりません。地球儀には、存在しないはずの台湾が存在しているので税関で没収される、というウソのような本当の話しがあります。

    日本の常識ではなく、当事国の常識が優先されますのでご注意下さい。

  • オーストラリアはみかん箱が要注意!

    オーストラリアはみかん箱が要注意!

    オーストラリアは、独立した大陸として特に検疫に厳しい国です。

    スーパーでもらって来たみかん箱に詰めて荷物を送ると、検疫消毒に回されたり、検疫検査で日数が掛かったりしますので要注意です。

    郵便の封筒も、和紙でお花や紅葉をあしらった、高級な封筒ほど検査に回されて、時間が掛かったりしますので、普通の封筒で送りましょう。

  • 日本の税関は厳しい。

    日本の税関は厳しい。

    皆さまも海外旅行の入出国で経験された方もあるかと思いますが、日本の税関検査はかなり厳しいです。

    税関検査で、輸入禁止となっているDVDやビデオテープなどが大量に見つかったり、故意に隠して持ち込もうとした場合は、調査部門に回され、本人呼び出し(たとえお住まいが九州でも、検査した税関が神戸税関であれば、神戸まで出頭を求められます)その上、罰金が科せられます。ご注意下さいね。

  • 荷物は何度も積み替えられます。

    荷物は何度も積み替えられます。

    国内引越しと違い、一台のトラックにそのまま積んで、配達とはいきません。日本のご自宅からお引き取りさせていただき、一旦海外引越し業者の倉庫に搬入されます。

    船便の場合はそこで輸出外装梱包されます。航空便で少量の場合は、重量の関係からお引取りしたそのままの状態で運ばれます。

    その後、船会社の倉庫でコンテナに詰められ、船に積み込まれます。航空便は、空港の倉庫に搬入され、爆発物検査を受けた後、飛行機の貨物室に積み込まれます。

    仕向け地(荷物の到着地) の港(空港)に到着した後、税関検査を受け、到着地の引越し会社によって新しいお住まいに配達されます。

    この様に、何社かの手を経て、何度かの積み替えをしてお届けされるのですが、その間に事故が発生します。
    引越し会社と違い、運送会社の作業員にとって荷物は全て同じです。
    引越し荷物だから特別大切に扱うとか、重い荷物を上に乗せるな、とかは全く意識せずに荷物を扱います。カートンがペチャンコに潰れることもあります。
    それを防ぐには、外装梱包(ケース梱包)するのですが、コストとの比較になってしまいます。

    当社ではどこの到着地でどのような事故が起きるかを永年の経験でよく解っています。そのノウハウで梱包等のアドバイスをさせていただきます。

  • 海外引越しの最重要ポイント。

    海外引越しの最重要ポイント。

    海外引越しで最も重要なポイントは、到着地の通関事情です。旅行の手荷物の通関とは違い、生活必需品を通関させることはイコール輸出入と同じ扱いになります。

    そうです。海外引越しは引越しというよりも、国際輸送、貿易業務になるのです。

    海外へ荷物を送るには、各国それぞれの輸入条件に適合する必要があるのです。
    (海外引越しの際の送り方は、船便と航空便があります。)

    海外へお荷物を送る際は、最低限パスポートのコピー、ご本人様の現地への渡航証明が手続き上必要になります。お送りする国によっては、労働許可証、滞在許可証、会社の在職証明、パスポート原本などの思いもよらない書類が必要になります。
    また、多くの日数がかかり、かつ何でも無制限に送ることができるとも限りません。輸出入禁止品や高額な関税がかかるものもあります。

    でも、、、ご安心ください!!
    日本国内はもとより、海外においても海外引越し業務に精通したスタッフがみなさまをサポートさせていただきます。
    箱詰めから家具の梱包、運搬、到着地での開梱や段ボールの回収まで、一貫してお取り扱いさせていただきます。(もちろん、引越し前のカウンセリングもお任せください)

    送る国も違えば、お客様のご家財も千差万別、それぞれの場面に応じたご提案をさせていただきます。
    どしどしご希望をお聞かせください。

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